介護医療院で行われる介護の仕事

介護医療院は、介護の現場において比較的新しい形態の施設である。介護が必要となる人には、同時に医療が必要となることが多かったが、それらの人々の利用する施設が適切に提供できていなかった。そのため、新たに介護医療院が設立され、慢性的な医療と介護を提供する施設が誕生することとなった。介護医療院では、日常的な医療看護を受けることができるとともに、日常施設との機能も兼ね備える居住空間となっている。そのうえで、これらのサービスは退院するまでや通所ではなく、看取りや終末期ケアにも対応しているため、終生利用することが可能となっている。このような介護医療院では、介護スタッフもそのほかの介護施設とは異なる仕事が求められる。介護医療院について知りたい場合は<「介護医療院」で安らぎのある生活を>のようなサイトを参考にするのも良い。

介護医療院では、当たり前のことだが、施設利用者の日常生活をサポートする介助を行うことが仕事だ。しかし、それ以外にも介護医療院で働く多くの医師や看護師とコミュニケーションをしっかりとり、連携していくことも重要な仕事のひとつである。さらに、終末期ケアや看取りも行っているため、それらも仕事のひとつとなる。介護医療院の仕事は、介護スタッフにとって負担の大きな仕事でもある。医療の度合いが大きいため、利用者の健康に気遣いながらも、居住施設としての役割もあるためプライバシーにも配慮しなくてはならない。

おおよその介護医療院では、介護スタッフ1人でおよそ5,6人の利用者の対応をすることとなり、かつほかの専門分野のスタッフと連携しなければならないため、優れた技術が必要とされる。